【A-PADバングラデシュ】インクルーシブな防災訓練:訓練参加者からの声
2026.07.24
2026年7月5日、アジアパシフィックアライアンス事務局(A-PAD Management Office)のスタッフはバングラデシュ・コックスバザール県の事業地を訪問し、A-PADバングラデシュとFire Service and Civil Defenceの協働により実施された防災訓練の事後セッションをモニタリングしました。

本訓練には、若者、地域のNGO関係者、障がいのある方々など、多様な参加者が参加しました。この日は、実地訓練を終えた参加者が集まり、訓練で学んだことや、今後地域でどのように生かしていくかについて振り返りました。

訓練時の様子1

訓練時の様子2
参加者の多くは、地域のコミュニティに継続的に関わり、今後の活動を担っていくことが期待される人々です。参加者からは、災害への備えについて学んだことを地域に広げていきたいとの声が聞かれました。
参加者の声:Zakir Hossain(ザキール・ホサイン)さん

自身はこの地域のコミュニティリーダーでもあり、また国際移住機関のローカルスタッフとしても活動しています。A-PADの職員から訓練について紹介を受け、今回参加しました。訓練では、火災、地震、地すべりへの対応について学びました。災害についての理解が深まったことで、コミュニティとしてできることが増えたと感じています。また、訓練で得た知識や経験を生かし、今後もA-PADのボランティアメンバーとして活動していきたいと思っています。
参加者の声:Throyee Moni Dey(トロイー・モニ・デイ)さん

この地域の出身で、地元のリソースとしては海、砂浜、丘陵地帯があり、サイクロンや高潮、豪雨による地すべりなど、さまざまな災害リスクがあります。
これまでこのような防災訓練に参加した経験はありませんでしたが、過去の災害では時には家財を守ることを優先してしまう人もいました。訓練を通じて、災害時に女性が家族を守るために果たせる役割について学ぶことができました。日頃から家庭の状況をよく把握している女性が、子どもや高齢者の避難を支援することや、災害時に必要な薬をあらかじめ確認しておくことなど、家族を守るために必要な備えを具体的に学ぶ機会となりました。

今回の訓練で得られた知識や経験が参加者を通じて共有され、地域における防災・災害対応の取り組みとして根づいていくことが期待されます。
本活動は「気候変動下での災害マネジメント強化を通じた脆弱性からレジリエンスへの転換始動のためのネットワークアプローチ事業」(令和7年度日本NGO連携無償資金協力・バングラデシュ事業)の一環として実施されたものです。




