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【A-PADフィリピン・ミンダナオ島地震】発災から1カ月 ― パートナー団体との協働で広がる支援

2026.07.08

2026年6月8日にマグニチュード7.8の地震がミンダナオ島を襲ってから1カ月が経ちました。発災直後から、アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)フィリピンはパートナー団体や登録ボランティアと密に協力し、幅広い救援・復旧活動を続けています。

 被災地の現状(2026年7月7日時点)

2026年7月7日時点で、死者92人、負傷者1,316人、行方不明者20人が報告されており、被災者数は約167万人(約39万世帯)に達しています。現在も約9万人が避難生活を送っており、また、家屋被害は11万3千棟以上に上っています。(参考:フィリピン国家災害リスク削減管理協議会(NDRRMC)ホームページ)

中でもサランガニ州の被害が特に深刻で、同州商工会議所によると、多くの地域で食料パック、防水シート、シェルター補修キットなど、依然として緊急支援が必要とされており、A-PADフィリピンは地方自治体と連携してこの情報の確認を進めています。

こうした状況を受け、A-PADフィリピンとパートナー団体は緊急対応から早期復旧、復興に向けて支援活動を展開しています。以下、これまでに行った支援活動の一部をご紹介します。

A-PADフィリピン・パートナー団体のこれまでの支援活動

・フィリピン医師会(PMA)は、被災した医師会員や地域社会を支援するため、約110万フィリピンペソの寄付金を動員しました。

・A-PADフィリピンとダバオ市の人材ボランティア(HRV)は、ジェネラル・サントス市で迅速な被害調査や調整活動を実施。状況分析に基づいた人道支援計画の策定を支援しました。

また、緊急通信の復旧を支援するため、unconnected.orgの協力のもと、Starlink端末(衛星インターネット通信サービス)をジェネラル・サントス市の災害リスク削減・管理事務所(CDRRMO)および市内各所に設置しました。

・ジェネラル・サントス市商工会議所は、ボランティアとともに病院にテントを設置したほか、食料パックの配布や緊急避難支援を行いました。

・ホーリー・トリニティ大学(HTC)は、サランガニ州のパンヤンおよびグラン地域で約200世帯に食料パックを配布しました。バルート島への支援を含む、追加の救援活動を行うための募金活動も継続中です。

・南コタバト商工会議所財団(SCCIFI)は、被災地域への食料・水の寄付を呼びかけ、サランガニ州マアシムで250個の食料パックを配布しました。同州グランでも追加の支援活動が計画されており、パートナー団体はニューサンホセ地域への支援を準備しています。

・サランガニ商工会議所は、住居が全壊または半壊した家庭を含む、マアシムの256世帯に食料支援や、被災した子どもたちへの心理社会支援を提供しました。同会議所はマラパタン向けの追加支援も準備しています。

また、多くの課題に直面する被災地では、復興に向けて長期的なサポートが必要な状況です。

 被災地の課題

・仮設シェルターの不足:家屋が全壊・半壊した世帯が野外や仮設テント、間に合わせの構造物での生活を継続。防水シート不足が深刻で、夜間の悪天候により状況が悪化。倒壊への恐怖から自宅への帰還をためらう被災者も多い状況。

・支援物資の不足:衛生キット・寝具キットの配布は一部団体が実施しているものの、依然として大きな不足があり、特に僻地や過密状態の避難所での需要が高い。

・給水・浄水の課題:サランガニ州マアシムでは水源が被害を受け、給水制限(ローテーション)で対応中。浄水設備の必要性についてはさらなる現地調査が必要。

 

A-PADフィリピンは引き続きパートナー団体と協力し、早期復興に向けて活動してまいりますので、被災地にご関心をお寄せいただけますと幸いです。

今後とも応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

※本被災地支援活動へのご寄付は7/8で受付終了といたしました。

多くのご支援をお寄せいただき、誠にありがとうございました。