【A-PADバングラデシュ】コミュニティキッチンによる原油価格高騰対応と地域レジリエンス強化
2026.07.06
中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰により、バングラデシュでは地方を中心にバスなどの公共交通機関の運行本数が減少。都市部への農畜産物の輸送に影響が及び、多くの農家が打撃を受けました。
この状況を受け、アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)バングラデシュは、出荷が減少した農家からの産品買い取り事業を、国内4地域(パブナ、コックスバザール、バゲルハット、ネトロコナ)でのパイロット事業として実施しました。

農家から野菜を買い取り

農家から鶏肉を買い取り
2026年3月から5月にかけての燃料不足期間中、A-PADバングラデシュは低所得の地方農家から野菜・米・鶏肉を仕入れ、それらを使って研修参加者向けの食事を提供する「コミュニティキッチン」モデルを実践。交通手段の確保や人件費については、パートナー企業(Seven One Limited)の協力を得て、農家の選定、産品の買い取りを行いました。買い取った食材はA-PADバングラデシュのボランティアによる加工・調理のもと、各地域で開催されたワークショップの軽食として参加者に提供しました(4地域 合計270名が参加)。

地域の人々やボランティアとともに食事を準備
この取り組みにより、輸送手段が著しく制限される状況下でも、①研修参加者への即時的な食料支援、②小規模農家への直接的な経済支援という2つの成果を同時に達成することができました。また、パートナー企業が持つ物流面での専門性や農家とのネットワーク、そしてA-PADバングラデシュの豊富なボランティア基盤が組み合わさったことで、コミュニティキッチンの効果的な運営が実現しました。

配布用の食品を包装
A-PADバングラデシュは、今回の事例をモデルケースとしながら、今後もさまざまなセクターと連携し、支援を必要とする人々のサポートに取り組んでまいります。




