A-PADと連携協定を締結するトルコのNGO「GEA」のウムット・ディンチシャーヒン代表が、9月27日、A-PAD東京事務所を訪問しました。

ウムット代表は、今年２月に発生したトルコ地震での活動報告を行うとともに、現地で捜索救助等をサポートしたA-PADに対し、感謝の意を述べました。

 

また、トルコ地震から２カ月後の４月、A-PADとGEAはパートナー団体が拠点を置く佐賀県佐賀市の放課後学童クラブ「おへそ学道場」の子どもたちとトルコの子どもたちをつなぐオンライン交流イベントを開催。トルコの惨状を知った日本の子どもたちはその後、募金活動を行ってトルコ地震で被災した子どもたちのために寄付を募りました。

当日は子どもたちから預かった15430円の寄付金を、メッセージカードとともにウムットさんに手渡ししました。

募金活動に参加した佐賀市の小学生は「前にトルコの友だちがボールをほしいと言っていたので、ぜひこのお金でボールを買ってあげてください」と伝えていました。

ウムットさんからも「ボールね！了解！ 必ずトルコの子どもたちのために使います」と話していました。

◆  A-PADのトルコ地震緊急支援について
トルコで大規模な地震が起きた2月6日、A-PADはトルコのNGO「GEA」より要請を受けて、6日より日本からスタッフを派遣しました。GEAはトルコ国内外で活動する団体で、災害の被災地における捜索救助をはじめ、医療や人道支援の活動を展開しており、INSARAG（国際捜索救助諮問グループ）のメンバーです。今回の地震では、甚大な被害を受けたハタイ県やカフラマンマラシュ県のがれきサイトで捜索救助を続けたほか、緊急支援物資を被災地に届ける活動も実施しました。A-PADはGEAと連携して、捜索・救助、医療支援、緊急物資支援などの活動を実施し、日本からの支援や応援メッセージを届ける取り組みも続けています。