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【A-PADバングラデシュ】サイクロン「アンファン」緊急支援

2020.08.20

5月20日にスーパサイクロン「アンファン(Amphan)」がインド、バングラデシュに上陸し、広い範囲に大きな被害をもたらしました。サイクロンアンファンはバングラデシュの災害の歴史の中でも最強クラスのもので、復旧・復興には数年を要する見込みです。これに対して、A-PADバングラデシュは被災者を支援するため、コミュニティ・イニシアティブ・ソサエティ(CIS)の支援を得て、被災した家族の基本的な健康ニーズに対処するため、フードパックや物資の提供を行うなど、緊急支援活動を行いました。

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サイクロン「アンファン」により、少なくとも26人が死亡、クルナ、バリサル管区の9つの地区では数百万人が被害を受けました。このサイクロンによる総被害額は1億3,000万ドルに上ると推定されています。

国際連合人道問題調整事務所(UN OCHA)によると、パトゥアカリ管区のガラチパ、カラパラ、ランガバリ地区では堤防の決壊により17の村が浸水し、風速151kmを記録したサトキラ地区では22万戸の家屋が被害を受け、そのうち55,667の家屋が全壊、50万人が家を失ったと発表しました。それに加え、バリサルの低地では、水深0.9から1.2メートル浸水し、パトゥアカリ管区のランガバリ、ガラチパ、ウアザラ地区とバゲルハット管区のクルナ地区の一部は、川の氾濫による被害を受けました。

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A-PADバングラデシュは、パトゥアカリ管区のガラチパ・ウアザラ地区、バゲルハット管区のサダー・ウアザラ地区で、フードパック、住宅の屋根の修理するためのプラスチックシート、下痢・脱水症を予防するためのORSパウダーの配布を行いました。どちらも、アンファンの破壊的な被害を受けた沿岸部のコミュニティで、水田、養魚場、多くの家屋が被害を受けました。

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新型コロナウイルスの感染拡大がバングラデシュに大きな影響を及ぼすなか、緊急支援プログラムを実施するのは簡単ではありませんでした。支援チームは、消毒とソーシャルディスタンスなど感染症対策を講じたうえで、スタッフだけでなくコミュニティの安全に配慮しながら活動を行いました。

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