【A-PADバングラデシュ】サイクロン・モカの被災地で緊急支援を開始
2023.05.18
5月14日、バングラデシュ沿岸部に強力なサイクロン「MOCHA(モカ)」 が到来しました。
A-PADバングラデシュのパートナーNPO「コミュニティ・イニシアティブ・ソサエティ(CIS)」は、サイクロン到達3日前の11日から、ガラシパ、バゲルハット、 コックスバザールの国内3カ所で、警戒の呼びかけを開始。地元政府やコミュニテイリーダー、 NGO、ボランティアの人々とともに、緊急対応ミーティングを実施し、 沿岸部でリーフレットを配布したり、拡声器でサイクロンシェルター への避難をすすめたり、事前に人々の命を守る取り組みに尽力しました。
国連人道問題調整事務(OCHA)によれば、サイクロン到達前に75万人もの住民がサイクロンシェルターに避難し、 人的被害は最小限にとどまりました。また、 当初はバングラデシュの難民キャンプ「コックスバザール」 への上陸が懸念されましたが、進路を変え、直撃はしませんでした。
しかし、住宅や食料、 生活必需品などに大きな被害を受けた地域もあり、CISは15日と16日、特に深刻な被害を受けたテクナフを訪問。調査の結果、 約2万の住居が被害を受け、食料、水、 その他の必需品が不足していることがわかりました。また、住民の多くは漁師として働いていますが、漁網や漁船、 家のトタン屋根が吹き飛ばされる被害もみられました。
CISは被災した人々のため、食料や飲料水、生活必需品のほか、漁網や漁船の修繕の支援を予定しています。
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