【A-PADインドネシア】観光防災プログラムを自治体の政策に生かすために
2023.04.21
地域コミュニティの防災・減災の力を強化するため、A-PADインドネシアでは観光防災の取り組みに注力しています。事業地の一つである西ヌサトゥンガラ州ロンボク島では、2018年に起きた大地震の教訓を生かすべく、自治体や企業などが連携して様々な活動に取り組んでいます。
4月17日、西ヌサトゥンガラ州の地方防災局や観光局、地方開発企画庁、インドネシアホテルレストラン協会をはじめとする関係者が集まり、定例協議を実施しました。今回のテーマは、観光防災プログラムの強化と地方自治体の防災政策へのアプローチについて。
観光防災プログラムとは、災害や事故が発生した際、地域全体として観光客の安全を守るための取り組みで、A-PADインドネシアはホテルなどの観光事業者に向けた防災認証制度を推進しています。その取り組みの一つとして、西ヌサトゥンガラ州地域防災局の地域開発計画の中に、観光防災プログラムの視点を取り入れ、同州の多様な組織・個人の連携と災害リスクマネジメントの強化を目指しています。
将来、A-PADインドネシアが取り組むホテル防災認証プログラムがインドネシア共通の基準として定着し、観光分野における災害レジリエンスが強化されることで、地域の持続的な観光まちづくりにつながる。そう信じて活動を進めています。
なお、本事業は日本の外務省「日本NGO連携無償資金協力」を通じて実施しています。