A-PADインドネシアは、４月14日、UNICEF（国連児童基金）、MPBI（インドネシア防災協会）との共催で、防災に関するセミナー「災害時のきれいな水、トイレ、衛生（WASH）に関する支援について」を開催しました。ジャカルタで開催されたこのセミナーは、オンラインでの参加者を含め60人近くが参加し、白熱した議論が交わされました。

 

WASHは、Water（水）、Sanitation（トイレ）、Hygiene（衛生）の頭文字の組み合わせで、より多くの人が清潔で安全な給水設備とトイレを使えるようにし、適切な衛生習慣を普及・定着させるというユニセフが発案した支援活動です。

 

災害の多いインドネシアでは、発災後、被災した人々がきれいな水や衛生的なトイレにアクセスできず、感染症や体調不良につながる原因として大きな課題となっています。A-PADインドネシアでも、これまで数多くの災害支援を実施する中でWASHの考え方を大事にしてきました。今回のセミナーでは、5月下旬にバリで開催される国連の防災グローバルプラットフォーム会合（GPDRR）に向けて議論し、WASHの考え方をどのように伝えていくかについても話しあいました。