Select Language :

最新ニュース

【A-PADバングラデシュ/COVID-19】感染症予防対策キャンペーンを実施

2020.04.11

バングラデシュでは、4月2日現在、56人の感染、25人の回復、6人の死亡が確認されています。

A-PADバングラデシュは、パートナー組織のコミュニティ・イニシアティブ・ソサイエティ(CIS)、ダッカ・コミュニティ・ホスピタルトラスト(DCHT)とともに、脆弱な人びとに対する、健康と生活サポートに重点を置いた感染症予防対策プロジェクトを実施しています。

A-PADバングラデシュとパートナー組織は、低所得者や難民といった恵まれない環境に置かれた人々に対し、食品やマスク、手指消毒剤といった衛生用品を配布しています。CISとA-PADバングラデシュは、基本的な感染予防対策として、病院や人々が暮らす居住区などに手洗い場を設置したほか、保健従事者に個人用の防護具を届けています。

15

また、ロヒンギャ難民キャンプを含むDCHTのすべてのサブセンターでは、24時間体制で保健サービスを提供。3,000人の医療従事者とNGOスタッフに感染症予防対策トレーニングを実施しました。CISは、社会的距離をとることを呼びかけるリーフレットの配布やスタンドバナー設置などのキャンペーンを実施しています。啓発キャンペーンは26の衣料関連企業、15の病院、150の民間企業に対して行われました。

14

パンデミックのさらなる拡大を防ぐために、社会的距離を保つなどの措置が世界的に取られていますが、バングラデシュでは独自の課題にも直面しています。

10

バングラデシュは人口過密国であると同時に、多くの人々が貧困レベル以下の生活を送っています。新型コロナウィルスの影響で、人力車の引手、小さな店の店主、行商人など日々の収入で暮らす人々は大きな影響を受けています。3月26日に全国的な外出禁止措置がとられると、日々の収入がなくなり、生活必需品を買うことも難しくなっています。コックスバザールにある難民キャンプで暮らす人々は、不衛生かつ人口密度の高い、非常にリスクの高い立場におかれています。