世界各国で新型コロナウイルスの感染拡大が広がっています。A-PAD加盟国のひとつ、フィリピンでは、4月7日時点で累計で3660人の感染が確認されて、死者は163人にのぼります。

A-PADフィリピン・ビコール地域連携プラットフォームの主要パートナー「メトロナガ商工会議所（MNCCI）」は、最前線で戦うナガ市の医療従事者らに無料の食事を提供する「MNCCIホットキッチンプロジェクト」を立ち上げました。

MNCCI主導のこのプロジェクトは、St. Joseph Alumni Association Batch ’95、Grow Negosyo、UPLBAA-CamSur Chapter、BISCAST、A-PAD Bicol、Naga City政府などが連携協力して実施するもので、 MNCCIホットキッチンのシェフとボランティアは、4月1日から毎日1,200食のランチとディナーの食事を準備し、病院とチェックポイントに届けています。

MNCCIのフェルディナンドシア社長は、「いつ終わるかわからない危機の中、これらの努力だけでは不十分かもしれないが、みんなの善意でできることをやっていこう」と呼びかけました。また、A-PADフィリピン・ビコール地域プラットフォームのシア氏は、地元のビジネスコミュニティ、市民社会グループ、個人のドナーなどそれぞれができるリソースを持ち寄り、協力し合う重要性を訴えました。