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【インドネシア地震】「神に感謝」ー5つの拠点で負傷者の救護・治療、配給を継続

2018.10.10

インドネシア地震医療支援ACT20181010

「こうして生きてお医者さんにみてもらえるなんて・・・神に感謝しています」

インドネシア・スラウェシ島で9月28日に発生した地震と津波の被害を受け、A-PADインドネシア加盟のNGO「ACT」は、現在被災したパルとドンガラ、シギに計5つの拠点を設けて、医師・看護師とともに負傷者の救護・診療を続けています。ACTの医師は「地震や津波の影響で外傷を負ったけが人があまりに多く、現在は緊急性の高い患者を優先的に手術・治療しています。まだ被害の実態が明らかになっていない地域もあるなか、ここにたどり着けた被災者がほっとした表情を見せてくれるのが何よりのやりがいです。手遅れにならないよう、一人でも多くの命を救えるよう昼夜活動しています」と話しています。

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また、ACTでは各拠点で水や食糧、テント、ブランケットなどの緊急支援物資を配り、パブリックキッチンを用意して炊き出しなどを続けています。大量の物資の配布にあたっては、インドネシアボランティア協会(MRI)と連携し、200人近くのボランティアとともに、各世帯に配りやすいよう梱包の作業を行った上で配布しています。

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インドネシア国家防災庁は9日時点で、死者数2000人超、行方不明者は671人と発表しました。しかし、液状化の被害が著しいパル市内のバラロア、プトボの両地区では5000人以上が未だ行方不明になっており、その他の地域でも多数の犠牲者が依然がれきや泥の下に埋まったままと言われています。政府は、明日11日で捜索を縮小すると発表しましたが、こうしたなかACTは引き続き行方不明者の捜索・救助を全力で続けています。

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被災地では、病院を含む多くの建物が全壊しました。津波によって橋も破壊され、支援の手も十分に届いていません。A-PADは引き続き被災地で緊急支援活動を展開するACTをバックアップしています。

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