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【インドネシア地震】発災から1週間 、余震続く被災地で捜索と医療支援を継続

2018.10.05

インドネシアのスラウェシ島中部をマグニチュード(M)7・5の地震と津波が襲ってから、5日で1週間が経ちました。インドネシア政府は、4日までに死者数1424人が確認されたと発表しましたが、まだ被害状況を確認できていない地域も多く、死者数は最終的に数千人に達すると見込まれています。

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A-PADは、発災直後から支援活動を開始したA-PADインドネシア及び現地NGO団体「ACT(Aksi Cepat Tanggap)」とともに被災者の救援と犠牲者の搬送を続けています。

A-PADインドネシアの会員であるACTは、インドネシアボランティア協会(MRI)と連携し、被災4地域のうちパルとドンガラに、9月30日から医師・看護師やボランティアなど約252人を派遣し、捜索救助と医療支援の活動を続けています。パルの空港閉鎖や道路状況の混雑などの影響で、被災地までの道のりは遠く、パルに向かったチームはマカッサルから17時間、ドンガラに向かったチームは途中のゴロンタロから陸路で約13時間かけて被災地に入りました。

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被災地で活動するメンバーは、「283万9000人の中部スラウェシ州はインドネシアのなかでも大きな都市の一つで、141カ所の避難所・シェルターに70,821人の避難者が身を寄せていると言われる。食糧やシェルター、ガソリンなどあらゆる支援物資が不足するなか、余震が続き、『また巨大地震がくる』などとさらに混乱を招くような噂も飛び交い、支援物資略奪などの騒動も起きている。バルにあるACTの拠点には、医師やボランティアを含む約130人が、ひたすら被災者の救援と犠牲者の捜索・搬送を続けているが、まだまだ支援の手が足りず、今後1000人近くまで人を増やす計画。スタッフの安全を確保しつつ、救援物資を届ける活動にも力を注いでいく」と話しています。

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インドネシア気象気候地球物理庁の記録では、スラウェシ島では1938年以降10回以上大地震に襲われていて、そのなかでも今回の地震は特に大きな地震とされています。パルの空港には数千人が押し寄せ、空港敷地の外まで人があふれるなど混乱しています。

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A-PADは、引き続き緊急支援活動を続けていきます。皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。

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