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【A-PADスリランカ】コロンボで第4回国際シンポジウムを開催

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アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)スリランカは、2017年11月22日、スリランカのヒルトンコロンボホテルで第4回国際シンポジウムを開催し、政府関係者や民間企業、市民団体、国際・国内NGO、各国外交官、軍関係者、報道関係者など約200名が参加しました。

シンポジウムのテーマは「都市のレジリエンス:災害時の包含的・競争的都市を造る(Urban Resilience: Building Inclusive and Competitive Cities Amidst Disasters)」。包含的(Inclusive)とは、災害時に(災害に向けて)どんな人でも受け入れ、巻き込むことで、より効率的な対応を図ろうとすることを意味し、競争的(Competitive)とは、災害前後において、事業継続計画(Business Continuity Plan:BCP)等を予め整備しておくことで、災害後にいち早く立ち上がれる都市としての強靭性を各都市が保持していくことを意味しています。

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近年、スリランカでは災害が頻発しており、今後も被害の拡大が懸念されています。こうしたなか、都市建設計画や事業継続計画などを通じてより包含的で競争力のある都市に発展させていくためには、災害リスクの軽減など、あらゆる側面から災害への備えを整理することが不可欠です。

2014年に設立されたA-PADスリランカは、国内外の災害に迅速に対応しつつ、組織基盤を整え、人道支援、開発プロセス、企業の社会的責任などの点において、官民を結びつける役割も果たしています。

2016年から2017年にかけて、スリランカでは大雨・洪水・土砂災害および地すべりなどにより70万人以上が被災し、経済的にも大きな損失を受けました。シンポジウムでは、これら被災の実情を踏まえた上で、A-PADメンバーである日本、インドネシア、バングラデシュなどの専門家が知識を共有し、アジア大洋州地域における災害リスクの削減及び災害時の迅速な対応について議論しました。
なお、本事業は、外務省の「日本NGO連携無償資金協力事業」の一環として実施しました。