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【A-PADフィリピン】緊急医療シミュレーション訓練を実施

2026.09.16

2026年9月9日、アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)フィリピンは、西ビサヤ地域イロイロ州オトンで、高リスクの化学物質事故と多数傷病者を伴う交通事故を想定したシミュレーション訓練を実施しました。30を超える機関・自治体から約300人の緊急対応要員、医療従事者、災害専門家、ボランティアが参加し、これまで西ビサヤ地域で実施された中でも最大規模のセクター横断型災害訓練の一つとなりました。

今回の演習は、緊急事態下で、地域の対応手順、官民・関係機関間のコミュニケーション、及びインシデント・コマンド・システム(ICS)の体制を実際に検証することを目的としています。演習では、現場の安全確保、捜索・救出・搬送、化学物質によるリスクへの対応、トリアージ、緊急医療対応などが実施されました。

また、専用の危険物(HAZMAT)対応訓練では、対応要員が化学物質による危険を特定し、安全区域を設定するとともに、救急対応要員や周辺住民の安全を確保しながら、化学物質に汚染された傷病者を治療する訓練を行いました。

今回の訓練で確認された教訓や運用上の課題は、今後、地域の災害対応手順の改善、関係機関間のコミュニケーションの効率化、そして西ビサヤ地域全体の緊急対応能力の向上に活用される予定です。

本活動は、「マルチセクター連携による防災・災害対応におけるコミュニティのレジリエンス強化事業」(令和7年度日本NGO無償資金協力・フィリピン事業)の一環として実施されたものです。A-PAD事務局スタッフは、本訓練と事後セッションにオブザーバーとして参加しました。