【A-PAD】東京での理事会開催に伴い外務省を訪問
2026.05.01
2026年4月23日、アジアパシフィック・アライアンス(A-PAD)の理事会が東京で開催された機会にあわせ、理事および顧問らが、外務省の今福孝男国際協力局長を表敬訪問しました。表敬訪問後には、NGO協力推進室との報告会議を実施し、各国の活動状況について意見交換を行いました。会議の閉会に際しては、西崎寿美審議官よりご挨拶をいただきました。

A-PADからは、災害時の迅速な対応に向けた国境を越えたマルチセクター連携の取組や、近年の国際情勢を踏まえたアジア地域における同ネットワークの戦略的重要性について説明。また、各国プラットフォームにおける官民連携の実践を通じたレバレッジ効果に触れ、ネットワークを通じた協力のさらなる強化に取り組む方針を示しました。

これに対し今福局長からは、日本のODA大綱における重要な要素の一つとして多様なパートナーとの「共創」の考え方が示されるとともに、アジア諸国が共通の課題を有する中で、A-PADのような枠組みを通じて実践的な解決策を共に創出していくことへの期待が示されました。
また、政府間協力に加え、NGO・NPO・民間企業を含むマルチステークホルダーの連携強化の重要性についても言及があり、「A-PADファミリー」における緊密な協力関係について評価が示されました。
続く報告会議では、NGO協力推進室より、A-PADとの継続的な協力関係への評価とともに、各国プラットフォーム代表との直接的な意見交換が現場の実情理解に資する貴重な機会であるとの認識が示されました。

A-PADからは、設立以来の継続的な取組により着実な成果を上げてきたことを共有するとともに、東アジアおよび南アジアにおける災害リスクの高さを踏まえ、今後も取組の継続とパートナーシップの維持・強化の必要性について説明しました。
さらに各国代表からは、政府・民間・市民社会の連携を基盤とした災害対応およびリスク軽減の取組が共有されました。特に、初動資金を活用した追加支援の動員、コミュニティ主導の体制構築、民間セクターとの連携強化、保健および人材育成分野での取組などが紹介され、これらの実践モデルを今後さらに展開・共有していく方向性が確認されました。

閉会にあたり、西崎審議官からは、A-PAD代表団の来訪への歓迎とともに、スリランカやミャンマーにおける災害時の人命救助活動を含め、平時に構築されたネットワークを活用した迅速かつ効果的な支援に対する高い評価が示されました。
また、台湾消防局との協定(MOU)の締結および継続的な協力関係についても歓迎の意が示されました。さらに、ODA予算が制約を受ける中での民間資金の動員や多様な主体との連携への期待とともに、今後の継続的な協力とさらなる発展への期待が示されました。




