【A-PAD フィリピン】台風25号ティノによる被害拡大 緊急支援を開始
2025.11.06
2025年11
A-PADフィリピンは、発災直後から支援活動を開始。メンバーであるセブ大学
以下、現地からの報告です。
●被災地域
- 西ビサヤ
- カラガ
- 東ビサヤ
- 中部ビサヤ
- ネグロス島地方
- ビコル地方
- ミマロパ
中部ビサヤのセブ市は最も大きな被害を受け、広範囲で浸水し、避難が行われました。

●現状
2025年11月6日現在、セブ州を中心に111名を超える死傷者が発生し、そのほとんどががれきの落下、地滑り、洪水の影響によるものです。2日間にわたっておよそ1,107,819人または318,020世帯が影響を受けたとされています。

●インフラ被害状況
・道路と橋の流失
・乗用車、トラック、輸送コンテナの流失
・停電、通信障害が広範囲に及んでいる
・地方自治体は休校や欠航措置をとり、避難所を設置
●現在の支援ニーズ
・食料と飲料水
・避難所、 一時的なシェルター、毛布、寝袋、衛生キット
・医療支援と心理社会的支援
・捜索救助活動
●今後見込まれる早期復興のためのニーズ
・一時的な避難所の提供、被害を受けた住宅の修理または再建の支援
・現金給付プログラム(cash-for-work programs)、農業支援、小規模ビジネス助成金を通じた、個人やコミュニティが生計を回復するための支援
●人道支援の状況
・A-PAD フィリピンは刻々と変化する状況を注視しており、タイムリーで効果的な人道支援を確実に行うために、現地のパートナーやボランティアとの緊密な連携を維持しています。
・A-PADフィリピンのパートナーであるセブ大学ラプラプ・マンダウエ校(UCLM)は、台風と洪水の最中に一時的な避難所となりました。200家族以上がキャンパスに避難し、温かい食事や医療支援が提供されました。
A-PADフィリピンは、今後も現地の状況に応じて支援活動を続けていきます。







