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【A-PAD /A-PADフィリピン】空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”の船上訓練に参加

2024.12.05

A-PADに参画するCivic Forceは、災害時の緊急医療支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”」のメンバーとして活動していますが、11月29日から12月1日の3日間、広島県でARROWSの災害医療支援船 Power of Changeを活用した「多機関連携災害時医療救助訓練」が実施されました。
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訓練は広島県で震度6強を観測する地震が発生し、広島市沖の江田島などで要救助者が多数出たとの想定で行われ、11月29日に同船が愛媛県今治市の母港から移動。30日は江田島へ派遣した医療チームが船内へ負傷者を搬送し治療に当たる手順を確認し、12月1日は広島港で避難者の受け入れ対応を行いました。

訓練には、ARROWSの登録医師や看護師、災害派遣医療チーム(DMAT)や災害人道医療支援会(HUMA)などのほか、海外から台湾やA-PADフィリピンの救急医療チームも参加。総勢約100人が船上での訓練を行い、実際の有事の際の課題を想定しながら話し合いを重ねました。

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また、期間中に実施されたシンポジウムでは、ARROWSを運営するピースウィンズ・ジャパンのほか、フィリピンと台湾のチームの代表者がそれぞれの国の緊急医療の仕組みや現状について解説。「国外からの緊急医療チームを受け入れる上での課題は何か」というテーマで行われたパネルディスカッションでは、海外で医療行為を行う際のライセンスの課題や書類作業などについて議論しました。
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参加したA-PADスタッフは「日本と同じように、台湾とフィリピンでも海外チームのライセンスが課題となっているが、フィリピンでは事前にMOUなどの協定を結んでおくことで緊急時にスムーズに連携して支援活動を展開できる可能性がある。各国それぞれ事情や特性があり、その関係を強化していくために、今回のような合同訓練やA-PADの事業があると感じた」と語っています。
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