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アジア太平洋防災閣僚級会合(APMCDRR)に参加

2024.10.18

6カ国の代表らがマニラに集結

A-PADは10月14日~18日、フィリピンの首都マニラで開催された「アジア太平洋防災閣僚級会合(APMCDRR)2024」に出席しました。本会議は、国際的な防災枠組みである「仙台防災枠組2015-2030」のアジア太平洋における実施状況をモニタリング・検討し、関係者間の協力を強化するためのプラットフォームです。政府機関や国際機関、研究機関、民間企業、NPOなどの関係者が集まり、災害リスク軽減に向けた取り組みを加速させることを目指しています。

 

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A-PADは加盟各国の代表者やスタッフらがAPMCDRRのさまざまなプログラムに参加しました。中でもA-PAD の最高執行責任者であるフィルザン・ハシムは、14日に開催された「レジリエントな未来:科学とビジネスソリューションの橋渡し」と題されたパネルディスカッションに登壇。人道支援において民間セクターが果たしてきた貢献について解説するとともに、民間セクターにこそできる科学的・ビジネス的イノベーションについて語りました。

 

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「限られたリソースの中で、緊急災害時に企業が支援活動に携わるインセンティブはどこにあるのか」というモデレーターの質問に対し、ハシムは「企業が災害時に適切な対応をとり説明責任を果たすことは、組織としての信頼構築につながり、とても重要である」と強調。社会システムが破綻すると民間セクターも同様に破綻するため、危機の際には民間セクターが熱心に支援を行う重要性について語りました。「プラットフォームやパートナーシップが生み出す信頼が変化の触媒となり、信頼が生まれ、リソースが倍増する変革につながる」と語りました。

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また、A-PADは展示ブースに出展し、来場者にA-PADの活動や災害支援における民間の役割について説明しました。

4年に一度のこのイベントを通じて、私たちは災害支援に携わるさまざまな組織と協力関係を築き、「一刻も一人でも多くの人を救いたい」との思いを新たにしました。

A-PAD理事会・スタッフ会議を実施

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A-PADでは、APMCDRRに出席に合わせてアジア6カ国の加盟プラットフォームの関係者が一堂に会し、A-PADの理事会とスタッフ会議を実施。各国・地域のプラットフォームの活動や各被災地で経験や成功事例などについて共有しました。国を超えて学び合った教訓を、A-PAD の戦略づくりと実施計画に反映し、より多くの人を適切に支援できるよう生かしていきます。