自然災害が多発するフィリピンで、地域の企業や行政、市民団体などが連携して緊急支援や災害リスク軽減に取り組むA-PADフィリピンでは、これまで災害支援のナショナルプラットフォーム（NPF: National Platform）と6つのリージョナルプラットフォーム（RP: Regional Platform）を構築し、ボランティアや医療従事者、中小企業スタッフに向けたレジリエンス強化の研修を続けてきました。

 

 

こうした取り組みの一環として、6月18日、首都マニラにあるフィリピン医療協会で医療資機材の引渡式が実施されました。式にはフィリピン医療協会理事、A-PADフィリピンの代表者のほか、在フィリピン日本大使館の西村時子書記官も出席しました。

 

 

A-PADフィリピンでは、外務省「日本NGO連携無償資金協力事業」の中で、人材ボランティアネットワークの能力強化を掲げ、特に災害時などの緊急時に医療に携わる人に対する研修を実施しています。

今回の引渡式では、研修に使用するAEDや喉頭鏡、医療テントなどを譲渡。昨年度から事業に参画している医療スタッフやボランティアの緊急対応の力を強化していくために活用されます。