【A-PADバングラデシュ】サイクロン被害の被災地で緊急支援
2024.06.06
バングラデシュとインドの沿岸部で5月26日、サイクロンの上陸に伴い強風や大雨が発生し、電柱や木が倒れるなどして数百万人が停電に見舞われました。サイクロンはバングラデシュの沿岸地域モングラやインド西ベンガル州のサガー島を横断。最大風速は時速135キロに達し、地元メディアなどは両国で少なくとも16人が亡くなったと伝えています。
バングラデシュ政府は26日午後、モングラやチッタゴンなど沿岸部から約80万人を避難所に移動させ、インドでも最大11万人が避難しました。特にバングラデシュ南西部では、広い範囲にわたって集落が浸水し、激しい雨のなか多くの人々が膝上まで水につかりながらの避難を余儀なくされました。
A-PADバングラデシュは連携するCIS(Community Initiative Society)とともにいち早く被災地へ駆けつけ、バングラデシュ政府と協力してサイクロンシェルターを整備し、非常食や食料品などの物資を届けました。
また、ダッカの医療パートナーや被災地の医療施設と協力して、影響を受けた人々への緊急医療支援を行い、特にお腹に赤ちゃんがいる妊婦をサポート。出生前診断を受けられるよう支援しています。
このほかA-PADバングラデシュは、道路の寸断の要因となっている倒木の除去、行方不明者の捜索救助、避難所管理のサポートなど人々の安全を守るためのサポートを続けています。