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【A-PADインドネシア】地震から1カ月 「やっと沐浴ができた」

2022.12.21

インドネシアのジャワ島で11月に発生した地震から1カ月が経ちました。

発災後、最も被害の大きかったチアンジュール県で緊急支援活動を開始したA-PADインドネシアは、被災した地域の水と衛生面の改善を目指す「WASHプロジェクト」を続けており、これまでにトイレ11か所・水設備30か所を設置しました。

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チアンジュールで活動するアニッサから報告が届きました。

「A-PADインドネシアが支援している地区の一つであるワングンジャヤ(wangunjaya)村は、他より高地にあるため政府や他団体の初期支援(特に医療ケア、テント、水)が届いておらず、怪我をしていても手当てができず沐浴もできていませんでした。家屋も破損していましたが、テントもないため、その場にあったビニール袋など使えるものを駆使して雨風をしのいでいました。また、水がない中、トイレの汚水処理もできておらず、悪臭がひどい状態でした。被災者は、自力で他の地区へ支援を求めに行ける状態ではなかったため、被災後の生活環境は悪化する一方で、今回私たちが支援を届けたとき、『被災した後、初めて沐浴ができた』と涙ながらに感謝されました」。

A-PADインドネシアは現在、政府のシェルター建設現場で、水設備の設置支援も行っています。
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また、12月15日、A-PADインドネシアはグローバルコンパクトインドネシアとDoctor SHAREと連携して、チアンジュール県チュグナン郡(トゥナガン集落)ワングンジャヤ村の医療支援の現場に、以下の物資を届けました。
<物資内訳>
●ボディクリーム12本入り×84箱(ワセリン)
●ハンドウォッシュ×1008個(マルタティラール:インドネシアの大手化粧品会社)
●調味料(Kecap Manis/ケチャップマニス)256本/歯磨き粉2304本・歯ブラシ2008本/ベビー用スキンケアセット(オイル、石鹸、パウダー)1008セット/石鹸1000個(ユニリーバより、)
●薬1000セット(ラジャワリ財団からIGCNへ寄付)
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このほかA-PADインドネシアと連携するパートナー団体YKBのウィシュヌさんは、支援地区でのリーダー的存在として、他団体やコミュニティとの連携を続けています。村の住民組織のリーダーと毎日話し合いを重ね、一軒一軒被災家庭を回りニーズの汲み取りやコミュニケーションを深めることで関係を築いています。また、毎日サブクラスターメンバーのグループ内で、トイレや水設備設置完了や計画の進捗共有がなされています。