【A-PADネパール事務所】コシ川で洪水 緊急支援物資を届けています
2022.08.26
ネパール三大河川の一つ、コシ川で8月3日、大規模な洪水被害が発生し、4,300世帯が被害を受け、そのうち1,800世帯が避難を余儀なくされました。A-PADネパール事務所は、ネパールのNGO「Sankalpa CBR(Community Based Rehabilitation)」と協力し、特に被害の大きかった第一州スンサリ郡のバラハチェトラ自治体とウダイプル郡のベラカ自治体で緊急支援を行いました。
Sankalpa CBRは、ネパール第一州のローカルNGOで貧困や差別、教育分野での活動のほか、自然災害の被災者に対する緊急対応の実績があります。
A-PADネパール事務所では、このSankalpa CBRと連携し、米25kg、豆2kg、砂糖2kg、塩2kg、油2L、ターメリック150g、蚊除けネットを176世帯に配布しました。
支援を受け取った住民の皆さんから次のような声が届けられました。
洪水で、地域のすべての食料品店が被害を受け、食料品が不足しています。食べるものがない中、支援を届けてくれて感謝しています。
アニータ・デビ・ウラワさん( バラハクシェトラ市サンサリ在住)
コシの洪水はたびたび発生し、大きな脅威となっています。A-PAD やサンカルプ CBR の支援のおかげで、数日生き伸びることが可能です。ありがとうございます。
ヒマル ライさん(バラハクシェトラ市サンサリ 在住)
避難警告の情報はなく、地域住民の多くが食料品やその他何も持ち出すことができず、着の身着のまま逃げ出すしかありませんでした。手元には今、何にもありません。支援に心から感謝したいと思います。
シタ・シェルパさん(ウダイプール ベラカ在住)
小さな支援も緊急時には大きなものになります。コシの洪水でベラカの人々はすべての食料品を失いました。 Sankalp CBR、A-PAD、地方自治体からの緊急支援は、生き残るための手段になりました。
アルジュン・レイさん(ウダイプール ベラカ在住)
なお、A-PADネパール事務所の緊急支援活動について、地元メディア2紙で掲載されました。