【A-PADネパール事務所】医療用酸素発生装置を公立の基幹病院に供与
2022.02.10
ネパールでは、1月中旬からオミクロン株が猛威をふるい、1月下旬には1日に最大9,000人を超える感染が確認されました。
政府は、外出者を減らすための交通規制やワクチン接種証明による入館規制、入館人数の制限などを通じた対策を続けています。ネパールのコロナ感染対策について、個人防護具や衛生用品などは国際支援や供給網の回復により比較的ニーズが充足されています。一方で、コロナ患者の治療や人命救助のために必要な医療用酸素が、特に地方部の病院において不足する状態にありました。
そこで、A-PADネパール事務所は、日本の外務省の支援を受けて、2月7日、東部サンクワサバー郡の公立の基幹病院に医療用酸素発生装置1台を供与しました。病院からは「装置の設置によって集中治療室(ICU)の全25床に医療用酸素を供給する体制が構築できました。感染拡大の最中、タイムリーに提供いただき、本当にありがとうございます」と、日本やA-PADへの感謝の言葉が寄せられました。