西太平洋の島国パラオでは、2022年に入ってから新型コロナウイルスの感染者数が急激に増加し、2月6日時点で1,439人の感染が確認されています。これは全人口の12.5人に1人が感染している状況です。医療従事者や検査キットなど感染拡大への対応に不可欠な人材・資材が不足するなか、パラオ保健省からA-PADの姉妹団体、Civic Force参画のプロジェクト「空飛ぶ捜索医療団ARROWS」（運営：ピースウィンズ・ジャパン）に支援要請がありました。

 

 

空飛ぶ捜索医療団は、2月6日、医師2人・看護師1人・調整員2人をパラオに派遣するとともに、 航空機にてPCR検査機器などの支援物資を現地へ輸送。これらの医療支援活動をサポートするため、A-PADは4日、佐賀県の倉庫に備蓄していたN95マスク440枚を支援物資として送りました。支援物資は新型コロナウイルス検査センターなどで活用される予定です。