【A-PADバングラデシュ】マレーシアの外務大臣、ロヒンギャ難民キャンプを訪問
2019.07.19
「世界最大の難民キャンプ」と呼ばれる、バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプ。2017年8月末以降、ミャンマーでの迫害を逃れ国境沿いに流れ込んだ少数民族ロヒンギャの人々は、今も帰還の目処が立たず、100万人以上が劣悪な環境のなかで暮らしています。脆弱な土地に所狭しと並べられた簡易の住居での生活は、豪雨や洪水など災害の危険にもさらされています。
A-PADバングラデシュは、2017年9月から提携するダッカコミュニティ病院(DCH Trust)とコミュニティ イニシアティブ ソサエティ(CIS)とともに、難民キャンプのあるコックス・バザール地区のウヒア・バルカリに保健医療センターを設立。医師による救命処置や診療・カウンセリング、健康衛生教育の実施、子どもと妊婦への栄養食品の配布、モバイルクリニックの組織化などの活動を続けてきました。
この7月7日、マレーシア外務省のダト・サイフディン・アブドラ大臣が、CISが運営するジャムトリの総合保健医療センターを訪れ、これまでの支援活動を激励しました。訪問時には式典が開催され、CISとともにセンターを運営するMERCYマレーシアの職員や、CISのゴラム・モストファ氏、コーディネーターのオマール・シャリフ・ハサン博士、ハシ・チャカム氏、プログラムディレクターのロンジット・ハルダー氏らが出席しました。