【A-PADスリランカ】爆撃テロ 緊急支援を開始
2019.04.23
インド洋に浮かぶスリランカ最大の都市コロンボなど3都市で、4月21日、教会やホテルなどを狙った複数のテロ事件が発生し、日本人を含む250人以上が亡くなりました。負傷者の数は500人以上に及び、発災から数日が経過した今も、病院や避難所に身を寄せる人々が大勢います。
さらなるテロの危険性もあることから、スリランカ当局は23日現在も午後8時から午前4時までコロンボで夜間外出禁止令を出しています。
コロンボに事務所を置く「A-PADスリランカ」は、テロの標的となった教会や負傷者が運び込まれた病院などの関係者と連絡をとりあいながら、被害者やその家族などへの支援を開始しています。コロンボの病院では、圧倒的な数の負傷者を前に、必要な物資が不足していることから、A-PADスリランカでは、保健衛生用品パッケージなどの支援物資を届ける活動を行っています。また、被害にあった犠牲者やその家族に向けた心のケアの支援なども行っていく計画で、その他のニーズ調査も続けています。
A-PADスリランカは、スリランカの企業メンバーや行政、メディアが、度重なる干ばつや水害、洪水、地滑りなどの災害時に緊急支援活動に取り組んできました。テロ事件の被害者に対する支援活動は今回が初となりますが、A-PADスリランカならではのネットワークを活かして、支援ニーズに基づく活動を行っていきます。
詳細はホームページなどで改めてお知らせしますが、東京に本部を置く一般社団法人アジアパシフィックアライアンスは、A-PADスリランカが少しでも迅速かつ多くの人々に必要な支援を届けられるよう応援しています。
今回のテロは、10年前に内戦が終結したスリランカの、やっとに入れた平穏な社会に大きな衝撃を与えています。深い悲しみと不安に包まれたスリランカへ、どうか日本の皆様からのご支援・ご協力をお願いいたします。