【A-PADフィリピン】国際シンポジウムを開催
2019.03.07
2019年2月28日、フィリピンのマニラでA-PADフィリピン主催の国際シンポジウムが開催され、2018年度中にフィリピンで立ち上がった6つの地域プラットフォームの代表らが初めて一堂に会しました。
シンポジウムでは、各地域の災害時連携支援の取り組みの紹介や、地域間での相互支援の意義などを確認し、最後に全員が宣言を読み上げて署名しました。
また、シンポジウムには、インドネシアと日本、韓国、スリランカのA-PAD代表者も参加し、各国の近年の災害時連携プラットフォームの動きや事例を紹介しました。
同時に、各国に先駆けて地方プラットフォーム創設に取り組んできたフィリピンの事業について各国代表者に意見を聴取。その結果、各国のリージョナルプラットフォーム形成プロセスと比較して、フィリピンでは非常によい形で立ち上がっていることが高く評価され、他国のモデルとしていく可能性が共有されました。
また、A-PADフィリピンのこれまでの活動の成果として、首都圏に軸をおく大企業と被災地の現場とをつなぐ連携が生まれてきていることがあげられます。
今後は、A-PADフィリピンのメンバーである「フィリピン災害復興基金(PDRF)」が2018年12月に立ち上げた「緊急オペレーションセンター」などとともに、企業による災害支援の機運の高まりやA-PAD地域プラットフォームの災害対応力を強化していく予定です。また、地域プラットフォームが実際の災害で機能するための中央レベルの各種機関との連携体制の強化、各地域プラットフォームの経験の共有、フィリピンの経験を他国へ伝えていく活動などを進めていく予定です。
本事業は、外務省の「日本NGO連携無償資金協力」