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【インドネシア地震】間もなく発災から「72時間」 〜緊急寄付受付中!!

2018.10.01

インドネシア・スラウェシ島の中スラウェシ州で、9月28日に発生したマグニチュード7.5の地震と津波被害は州都パルとドンガラ県ドンガラ市などを中心に4地域に広がっています。インドネシア国家災害対策庁(BNPB)によると、これまでの捜索活動の結果、死者は844人、重傷者は540人と発表されています。しかし、ドンガラ市周辺など海沿いの町村では、道路の寸断や通信が途絶えたままで、被害の状況は明らかになっていません。今後被害はさらに拡大する見込みで、政府は「数千人規模に達する」と予測しています。

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A-PADインドネシアと現地パートナー団体「ACT」は、現在パルとドンガラに合わせて250人以上の職員と医師・看護師を含む医療関係者、ボランティアを派遣し、怪我人の治療や救急搬送、遺体の搬送、行方不明者の捜索、緊急支援物資の配布などの活動を続けています。A-PAD本部(東京)からは、発災前からインドネシアに滞在していたコーディネーターの菊池宣洋(写真右)が、日夜緊急支援にあたっているA-PADインドネシアやACTのスタッフをサポートしています。

A-PADインドネシア職員のイマン・ファ-マンシャー(写真中央)は、「道路の寸断などにより陸路での移動が困難なスタッフらも、A-PADのチャータープロペラ機を活用して被災地に向かっています。津波による被害を含め、広範囲かつ深刻な被害を前に支援の手が全く足りていません」と話しています。現地パートナーのACTは今後1000人規模の体制で緊急支援を続ける予定で、インドネシア防災機関(通称:DMII、写真:ワヒュー・ノブヤン所長)などとも協力しながら、活動を進めています。現地では水や食糧などの物資が不足しているほか、余震が続く中、屋外で寝泊まりする人も多く、より多くのシェルターの提供や感染症対策なども必要です。緊迫した状況が続く中、スタッフの安全も確保しつつ早急かつ大規模な支援活動が求められています。

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間もなく、生き埋めになってしまった人々などの生存率が下がると言われる「発災後72時間」が迫っています。被災した地域では、懸命な救助活動が続けられていますが、広範囲の地震や津波の被害を前に支援の手が足りていません。どうか皆様の温かいご支援をお願いいたします。

http://apadm.org/japanese/donate/

https://japangiving.jp/campaigns/33895

 

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