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【熊本支援】スリランカと韓国のA-PADメンバーも被災地で活動

2016.04.23

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熊本県の地震を受けて、現在、益城町を拠点に緊急支援活動を行っている緊急合同支援チーム(アジアパシフィックアライアンス・ジャパン=A-PAD Japan/Civic Force/Peace Winds Japan)は、22日、物資が届きにくい規模の小さい避難所を中心に、3台の2トントラックで肌着や靴下などを避難者の方々に届けました。

今回、配った物資は、下着や靴下、赤ちゃん用のオムツなど。物資を受け取った避難者の方の中には「発災から着の身着のまま避難して以来、やっと着替えることができる」と涙を流して喜んでいる方もいました。デイケアセンターを自主的に避難所として開放している熊東園副施設長の永田真澄さんは、「周辺のお年寄りが寝泊まりする中、物資が足りなくなっていた。たくさんの下着や靴下などをいただき、本当に感謝している。駐車場で寝泊まりしている方々にも配ることができてよかった」と話しています。


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こうした被災地での緊急支援活動にあたっては、アジアパシフィックアライアンス・ジャパンの拠点、佐賀県にある地球市民の会と佐賀未来創造基金のスタッフの方々や企業ボランティアの方々が現場での活動を支えてくれています。

また、 4月11日から来日していたA-PAD加盟メンバーの「A-PAD Korea」のソナさんと、「A-PAD Sri Lanka」のジャヤンティさんも、20日から熊本での緊急支援活動をサポートしました。ソナさんやジャヤンティさんらは、韓国とスリランカそれぞれの国内における災害時連携プラットフォームの構築や発展に向けて活動しており、地震が起きた日には、姉妹団体のピースウィンズ・ジャパンの本部事務所で今後の体制整備について話し合っていました。

災害の多いスリランカでの支援経験を持つジャヤンティさんは、「厳しい状況に置かれている避難者家族のためにA-PADやCivic Force、PWJを中心にたくさんの人が力を合わせて支援に取り組む姿を見て、重要な学びの機会になった。スリランカに帰ってから、この経験を活かして、国内の災害への備えに活かしたい」と話していました。

また、緊急合同支援チームでは現在、ペット連れ家族や女性のための宿泊テントを運営しています。設営に携わった韓国のソナさんは「混み合った避難所内での摩擦を未然に防ぐために意義のある良い支援だと思う。これからの長い避難生活には心理社会面の支援が必要と感じた」との意見を述べています。アジアパシフィックアライアンス・ジャパンは、刻一刻と変わる被災地の状況に対応しながら、迅速で効率的な支援を展開していきます。引き続きご関心をお寄せいただけますよう、よろしくお願いいたします。
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