【熊本地震】「5日ぶりの着替えがうれしい」ー益城町で肌着と靴下を配布
2016.04.20
相次ぐ地震の影響で、現在、熊本県と大分県では9万人以上が避難所や車中での避難生活を余儀なくされています。Civic ForceとNPO法人ピースウィンズジャパンとともに緊急合同支援チームを組み支援活動を続けているA-PADジャパンは、4月19日20時頃、益城町の総合体育館避難所で避難している方々に下着と靴下を配布しました。肌着7000枚と靴下1000足はグンゼ株式会社からご提供いただき、配送にあたっては、ハート引越センター(株式会社ニッシン・ロジスティクス)にご協力いただいています。
地震発生後、総合体育館の駐車場の車中で生活されている20代の女性は、「下着の配布は今回が初めて。飲み水も足りずとても衣服を洗える状況ではないが、子どもの着替えをさせたかったので本当に助かった」と話しています。
また、72歳の女性も「お風呂と洗濯は15日以降まったくできていなかったので、涙が出るほど感動した。肌触りのよいグンゼの下着が大好きです。本当にありがたい」と笑顔を見せてくれました。
また、チームはこれまでに南阿蘇村で災害救助犬を含むレスキューチームによる捜索活動を行ったほか、益城町の避難所のニーズ調査を続けています。4月17日には、総合体育館横の広場で大型の緊急支援用テント「バルーンシェルター」を設置しました。バルーンシェルターは、平時には1㎡程度に収納できますが、膨らませると100人以上を収容することが可能です。2004年の新潟中越地震の際には最大約450人の被災者の方の避難所として活用され、軽量素材で倒壊によるケガの心配もありません。余震が続く中、大きな不安を抱え、体調を崩される方もいらっしゃるなか、野外や車中泊をされていた方々や、小さいお子様やペット連れのご家族などに活用いただいています。
チームでは、現場のスタッフが被災者の方々のニーズを確認しながら、必要なところに必要なものを届ける支援を心がけています。東日本大震災をはじめ、これまでの緊急支援の経験を生かし、企業や自治体、NPOなどの皆様と協力しながら、一刻も早く被災地の方々のニーズにあった支援を届けられるよう全力を尽くしています。
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