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【訓練】海外での大規模災害想定訓練に参加

2015.12.15

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アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)は11月26日、海外での大規模災害の緊急支援を想定した、自衛隊や国連機関、NGOなどが連携するための訓練に参加しました。訓練は群馬県高崎市で行われ、自衛隊のほか、国連世界食糧計画(WFP)、国際協力機構(JICA)、外務省、米軍、NGOなど約20名が参加。インドネシアのスマトラ島沖で地震が発生し、沿岸部が津波により甚大な被害を受けたとの想定に基づき、支援の調整を目的として現地で開かれる「クラスター会議」の演習を行いました。

クラスター会議は早期復旧、保健、衛生など分野別に開かれ、ニーズ調査、優先順位付け、計画作成等を代表機関が取りまとめ、支援のギャップや重複に対応し、支援活動の効果を高めるための会議です。

このうちロジスティクス(物資の調達・輸送など)に関するクラスター会議は、WFPが議長役となり、A-PADは避難民キャンプで物資の配布をしているという想定で参加しました。空港や港の復旧状況、自衛隊、米軍が所有するヘリやトラックの情報を共有が共有され、物資輸送支援に関するNGO側の要望に自衛隊や米軍の担当者が答えるなど、本番さながらの活発なやりとりが展開されました。

その他診療施設の見学や来年度以降の合同訓練に向けた意見交換会などを行いました。A-PADでは各機関との連携関係を構築し、災害時に1人でも多くの被災者をサポートできるよう取り組んでいます。

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