【ネパール地震】ヘリ活用し捜索、傷病者搬送
2015.05.03
地震発生から2日で一週間が経過しました。報道によると犠牲者の数は7000人を超えた一方、都市部から遠く離れた山間部では道路が寸断され、未だ正確な情報がわかっていません。孤立したことにより、不明者の捜索、傷病者の搬送もままならないことから、アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)とピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の合同チームはヘリコプターを活用し、ヘリでしかアクセスできない山間部での不明者の捜索、傷病人の搬送を実施しました。

ヘリを活用した捜索、搬送にはネパール軍と情報交換、連携を重ね、どの地域が最も支援のニーズが高いかを判断しています。軍の関係者、地元出身者のコーディネーターと協議した結果、中国との国境の町リピン(Liping)へ災害救助犬2頭とレスキューチームで向かい、住民の情報を元に不明者の捜索を行いました。

現場では崖から落下した巨石が多数の車を押しつぶしたり、手つかずのまま残された全壊した家屋など甚大な被害にも関わらずヘリ以外のアクセスが失われたことによって復旧作業がほとんど進んでいません。合同チームでは未だ判明していない被災地の全容をつかむとともに、不明者の捜索活動を継続して実施しています。また捜索活動中にヘリを待機させるのでなく、一人でも多くの人を救えるようネパール軍と連携し、ヘリを活用した傷病者の搬送、食糧など支援物資の運搬を実施しました。

合同チームでは引き続き、他セクターとの情報共有を積極的に図るとともに、可能な限り連携を進め、被災者支援のため全力を尽くします。
ネパールの被災者へ、引き続き皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いします。
▽A-PAD寄付ページ
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