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台風ハグピートに対する緊急支援の実施(フィリピン)

2015.01.14

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北サマール県で大規模な地滑りを引き起こした台風ハグピートによる被害に対し、アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)、そしてフィリピンでのA-PAD加盟団体である市民災害支援センターが協力して被災地に対する緊急支援活動を実施しました。いまだ2013年の台風ハイエンからの復興途中である中で、被災地は再び死者を出すとともに家屋や田畑も大きな被害を受けました。避難所では特に子どもやお年寄りが食料不足や衛生状態の悪化によって病気の危険に晒されています。また、インフラや家屋に対する被害は回復するのに時間がかかり、フィリピン国家災害リスク削減委員会(NDRRMC)によると、これまでのところこの台風によって694,277世帯が被害を受け、いまだ186,694世帯が3,003ヶ所の避難所で生活しています。

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台風ハグピートの通過後すぐにCDRCはレイテ開発センターとともに被災地の現地調査を行いました。特に北サマール県のマナパスとロペ・デ・ベガでの被害が甚大であることから、その地域の16の村、650世帯に緊急支援を実施することを決定しました。これらの地域に対し米、豆、干物、食用油、イワシ、就寝用キット、衛生用キットなどの配布が予定されています。

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加えて、A-PADは大型のビニールシートを公共機関に配布しています。これらのシートは学校や庁舎などのうち天井が破壊された建物を保護するのに利用されます。