【A-PADスリランカ】洪水の被災地で21名を救助、食糧支援を実施
2025.12.03
このたびのスリランカのサイクロン被害に際し、多くの方から迅速なご支援とあたたかいメッセージをお寄せいただき、誠にありがとうございます。
11月27日のサイクロン「ディトワ」の直撃により、スリランカは25の県で大洪水や地滑りに見舞われ、近年のなかで最も深刻な被災状況となっています。これまでに140万人以上が被災し、410人が死亡、336人が行方不明と報告されています(12月2日18:00時点(現地時間))。

A-PADスリランカ捜索救助チームは、西部州ビヤガマでの4日間の救援・救助活動により、これまでに子どもを含む21名を救助することができました。
(動画:A-PADの捜索救助訓練を受けた空軍隊員による人命救助の様子)
降雨が収まった後もケラニ川などが増水した影響で、周辺のコミュニティが被害を受けています。これを受け、11月30日には個人寄付者(5世帯)からA-PADに避難者への食糧配布の支援要請があり、災害管理センター(DMC)、管区事務局、地方政府との調整のもと、A-PADスリランカがデマタゴダ地域の被災者へサンドイッチなど250人分の食糧配布を行いました。
並行してコロンボ大学の学生やボランティアなどと協働し、被災者への支援物資の配布も実施しました。
東部州トリンコマリーでは飲料水をボートに積み込み、洪水により交通網が寸断された被災地へ届けました。
スリランカの気象庁は、今後数日間で北東モンスーンが島全体に影響する見込みであるとし、特別警報を発令。12月4日からは特に北部州、北中部州、東部州、ウバ州、中部州で降雨が増加する可能性があります。
A-PADスリランカは状況を注視しており、災害管理センター(DMC)や国家建築研究所(NBRO)と連絡をとりながら支援のためのさらなる情報を収集しています。
また、最も被害が大きかったキャンディ県などでは断水が続いているほか、各地で通信と電力供給の停止、燃料不足による移動や活動の制限、感染症リスクなど、多くの課題が浮上しています。
A-PADスリランカは、今後もさまざまなセクターやパートナーと連携し、必要な支援を迅速に届けていきます。
引き続き、皆さまのあたたかい応援をどうかよろしくお願いいたします。
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◎スリランカ被災地支援活動へのご寄付を受付中です
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