【A-PAD】台湾国家消防庁と「アジア太平洋地域における災害対応に関する協定」を締結
2025.11.17
2025年11月14日、アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)は台湾の国家消防庁(NFA)と「アジア太平洋地域における災害対応に関する協定」を締結しました。この協定はアジア太平洋地域での災害対応‧救助能力の向上を目的として、相互協力、訓練、研究を通じた連携の構築に合意するものです。
署名式は台湾の中央緊急災害対策本部にて開催され、NFAからはホァンチャン・シャオ署長およびチーチアン・シエ主任、A-PADからは事務局長 根木佳織、スリランカ代表兼A-PAD COOフィルザン・ハシムらが出席しました。
その他来賓として日本台湾交流協会に加えて、行政院経済貿易交渉オフィス、台湾の外務省も参加。
また、当日はA-PADと NFAによる合同訓練の修了式もあわせて実施されました。
式典では、NFAのホァンチャン・シャオ署長から
「気候変動の影響が拡大しているなか、NFAとA-PADのパートナーシップがさらに重要になる」と挨拶が述べられました。
A-PADスリランカ代表兼A-PAD COOフィルザン・ハシムは
「合同訓練の開催にあたりご調整いただいたNFAおよび資金をご支援いただいた2団体(The Red Cross Society of The Republic of China (Taiwan)・Love and Progress Firefighters Association)に感謝している。今回の協定によってお互いの専門知識とスキルを高めていきたい」と述べたほか、
A-PAD事務局長・根木佳織は
「2週間の訓練を無事に終了した訓練生を祝福する。署名式・修了式を調整したNFAに感謝している」と式辞を述べました。
日本台湾交流協会・台北事務所の川合副代表からは、
「このたびの協定締結に関してNFAとA-PADを祝福する。訓練に参加した訓練生のみなさんは勇敢であり、さらなる活躍を期待する」と祝辞が述べられました。
式典の後半では、A-PADと NFAで合同開催した2週間の「インド太平洋地域合同ロープレスキュー訓練・都市捜索救助」の修了式を実施。

A-PADスリランカから派遣の12名を含めた計26名の訓練生に修了書が授与されました。

今回の協定締結を機に、A-PADは今後も合同訓練などを通じて台湾とさらなる連携を図り、アジア太平洋地域諸国の災害対応や救助能力の強化に努めていきます。









