【A-PAD】空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”の多機関連携災害時医療救助訓練に参加①
2025.11.07
2025年11月6日~8日、愛媛県今治市にある早川公園で「空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”」の「多機関連携災害時医療救助訓練」が行われました。
アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)からは事務局長 根木佳織、A-PADスリランカ代表兼A-PAD COOフィルザン・ハシムを含む4名がオブザーバーとして参加。

ARROWSは、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動を行う医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトです。東日本大震災以降、ほぼ全ての国内外大災害に出動し、多くの被災者の方々を支援してきました。
多機関連携災害時医療救助訓練は年に一度開催され、今回で6回目。レスキューの現場と野外病院での診療や治療などの訓練をリンクして行う全国でも珍しい取り組みで、消防、企業、NGOなど、多数の機関が参加しました。

初日は訓練前ブリーフィングから始まり、被災時の海外からの医療チームの受入手続きやARROWSの活動などについて話を聞き、訓練に向けて準備を始めました。
午後に開始した訓練では震度6強の大規模災害への支援を想定し、海外チームや外部支援団体が活動を実施。
1日目に引き続き、2日目は震度6強の大規模災害への支援を想定した訓練が実施されました。
午前中にはA-PADの根木事務局長、ハシム代表(スリランカ)は一部倒壊した校舎の中からの救助を想定した訓練にオブザーバー参加し、ARROWS災害救助犬「ロジャー」や今治市消防救助隊の活動を見学しました。
午後からはA-PADフィリピンのパートナーシップのもとフィリピンの医療チームPhilippines Medical Association (PMA)が患者役の方の診察にあたりました。

このようにさまざまな機関が連携して行う実践的な訓練を通じて、災害対応の知見共有、国内外を超えたパートナーシップの構築、防災能力の強化が後押しされました。
次の記事では3日目以降の様子をご紹介します。






