【A-PADインドネシア】レウォトビ・ラキラキ山噴火 緊急支援を開始
2025.10.24
インドネシアの東ヌサトゥンガラ州フローレス島に位置するレウォトビ・ラキラキ山(標高1,584メートル)は、昨年11月の大規模噴火以降、活発な噴火活動が続いています。人口密度の高い村落、農地、そしてマウメレ・ラランツカ高速道路などの主要交通路に近接しているため、火山活動による混乱のリスクは著しく高まっています。
昨年からの継続的な噴火により、1年近く避難所生活を余儀なくされている世帯もいます。2025年9月以降、噴火頻度が増えているものの、被災者への支援はかなり限られている状態です。
この状況を受けて、A-PADインドネシアは、2025年10月24日から1カ月の緊急支援事業を開始。
以下が計画されている支援内容です。
・833世帯(約3,332人)への清潔な水の配布
・340人の子ども向けの衛生キット(救急ポーチ)の配布
・サイコロジカル・ファーストエイド(心理社会的支援)
この事業は、被災コミュニティに対し、清潔な水、衛生用品、基本的な保健・保護サービスといった緊急ニーズへの対応に重点を置き、障がい者、高齢者、女性、そして子どもたちに特に配慮しています。
また、被災者の精神的な回復力を強化するための、心理社会的支援(サイコロジカル・ファーストエイド)も含まれています。支援の実施にあたっては、地元当局、ボランティア、そして人道支援パートナーとの緊密な連携を図り、現地でのアセスメントをもとに実行します。
A-PADインドネシアは、国内プラットフォームメンバーとの緊密な連携を通じて、レウォトビ火山噴火への緊急対応を強化し、被災コミュニティの変化するニーズに応えられるよう努めます。




