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【A-PADスリランカ】「国際防災の日」の式典に出席

2025.10.17

2025年10月13日、スリランカ防災センター(DMC: Disaster Management Centre)が主催する国際防災の日(International Day for Disaster Risk Reduction)の式典に、A-PADスリランカ代表およびA-PAD COOのフィルザン・ハシムが参加しました。

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©︎スリランカ防災センター

毎年10月13日は国連総会で制定された「国際防災の日」です。2025年のテーマは「Fund Resilience, Not Disasters(災害ではなく、レジリエンスに投資を)」。本イベントには政策立案者、学者、民間セクター、国際機関などが集まり、より安全で持続可能なスリランカを築くための予防と、レジリエンスへの投資について協議しました。

スリランカ防災センターのSampath Kotuwegoda長官は「レジリエンスへの資金提供は出費ではなく、国家の持続可能性、安全、そして将来の世代への投資である」と強調しました。

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開会のあいさつ:スリランカ防災センター長官Maj Gen Sampath Kotuwegoda (Retd)©︎スリランカ防災センター

A-PADスリランカ代表のフィルザン・ハシムは、全世界における災害の被害額が年間で約2020億米ドルにのぼることに触れ、よりスマートで費用対効果の高い対応と、効果的な資源共有を通じて財政的負担を軽減する国際協力の重要性を述べました。

また、スリランカが160人以上の国際レベルの災害対応要員を育成してきたことを高く評価し、特に女性の参加が顕著に見えるようになったことについて、より包括的で効果的な災害対応に向けた一歩であると強調しました。

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A-PADスリランカ代表、A-PAD COO フィルザン・ハシム©︎スリランカ防災センター

閉会のパネルディスカッションには財務・計画・経済開発省、国連開発計画(UNDP)、世界食糧計画(WFP)、国際移住機関(IOM)、DMCの代表者が参加。農業・漁業から都市計画に至るまで、あらゆるセクターにおいて災害リスク軽減を主流化するための方策について議論しました。

また、国家予算の一定割合を災害リスク軽減に充てること、災害保険などのセーフティネットの整備、そしてレジリエンス構築における科学技術・イノベーションの活用拡大を求めました。

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©︎スリランカ防災センター

A-PADスリランカではマルチセクターの連携を強化・拡大するほか、零細企業や学校、コミュニティの災害に対するレジリエンスを高めるため様々な活動を実施しています。

詳しくはA-PADスリランカホームページをご覧ください。

<現地の記事>

Sri Lanka Marks International Day for Disaster Risk Reduction 2025: “Fund Resilience, Not Disasters”