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【A-PADスリランカ】第4回欧州人道フォーラム2025(ブリュッセル)に参加

2025.07.01

2025年5月19日から20日にかけて、ベルギーのブリュッセルで「第4回欧州人道フォーラム(EHF)」が開催されました。

EHFは設立以来、国際人道分野における政策決定者や主要関係者が意見を交わすためのハイレベルな対話の場として機能しています。

A-PADからは、フィルザン・ハシム氏(COO/A-PAD スリランカ代表)が参加しました。

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「人道的影響下における環境・気候行動の経済学」と題されたワークショップでは、気候変動が引き起こす危機の深刻さに見合った人道支援の資金調達の在り方について、多様な関係者が意見を交換しました。

ハシム氏は、従来の援助から、「予防重視で経済的に持続可能なモデル」へと発想を転換する必要性を強調。A-PADが民間セクターのリソースを戦略的に活用することで、従来型の緊急対応に比べて、はるかに高い投資対効果を上げている事例も紹介しました。

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また、企業を単なる寄付者ではなく、能動的なパートナーとして位置づけることの重要性もクローズアップ。企業の物流ネットワークや通信システム、地域に根ざした知見を活かすことで、「備え」がコミュニティを守るだけでなく、経済的にも合理的なアプローチであることを示しました。

さらに、Connecting Business Initiative(CBi)との連携により、地域・国際レベルの両方で民間セクターを巻き込み、企業の強みを災害への備えやレジリエンス強化に活かすネットワークについても紹介しました。