6月27日は、国連が定めた国際デー「世界零細・中小企業（MSME）の日」です。これに先立ち、国連の企業連携プラットフォームCBi（Connecting Business Initiatives）は、6月23日、CBi加盟各国の取り組みをホームページで紹介。A-PADスリランカが昨年、国連と協働で制作した零細・中小企業経営者向けの冊子『Resilient Tourism: A Guide for MSMEs in the Tourism Sector – Sri Lanka）』も紹介されました。

 

スリランカでは、中小・零細企業がGDPの52％、雇用全体の45％を占めるなど、社会において重要な役割を果たしていますが、異常気象による災害やテロ、新型コロナウイルスの影響などで大きな打撃を受けています。特にホテル、飲食店、手工芸店、スパやアーユルヴェーダといった観光業を支える零細・中小企業は危機的な状況にあります。A-PADスリランカの冊子には、零細・中小企業の経営者が、各社のビジネスを客観的に捉え、脆弱な点や改善策などを具体的に検討する方法がまとめられており、リスク軽減のために役立つ知識や事業を見直すためのドリルとなっています。

CBiのHPで紹介　https://www.connectingbusiness.org/news-events/blog/MSME-day-2023

冊子　https://www.connectingbusiness.org/publications/resilient-tourism-guide-msmes-tourism-sector-sri-lanka