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【A-PAD バングラデシュ】中学2校で災害訓練を開催

2023.05.09

防災活動に力を入れるA-PAD バングラデシュでは、3月、2つの中学校で災害訓練を実施しました。

 

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A-PADバングラデシュのパートナーであるコミュニティ・イニシアティブ・ソサエティ(CIS)は、3月19-20日、バングラデシュ南部クルナ州パトゥアカリ市のフルカリで、中学生を対象とした災害訓練プログラムを実施し、生徒ら45人が参加しました。

災害の多い沿岸地域に位置するパトゥアカリは、自然災害に対してとても脆弱で、過去にサイクロンによる壊滅的な被害を経験していますが、災害時に見過ごされがちなのが子どもたちへの支援です。トレーニングプログラムでは、子どもたちとディスカッションを行い、災害に対する意見や知識を聞き取りながら、災害に備える大切さを伝えました。

また、子どもたちを対象に、いち早く逃げるための基本知識を身に付ける研修を実施。サイクロンや洪水が頻繁に起こるパトゥアカリにおいて、安全な場所に避難しなければならない事例を共有するセッション、雨やサイクロンのような緊急時に何をすべきか・してはいけないか、CISのスタッフが子どもたちと具体的に話し合うセッションなどもありました。

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CISは、28-29日、チッタゴンの都市コックスバザールの中学校でも訓練を実施し、中学校の生徒ら45人が参加しました。

子どもたちが災害への備えを学ぶことで、村や学校の未来の担い手として、社会に変化をもたらし、地域社会への貢献につながります。

本プログラムは、外務省の日本NGO連携無償資金協力事業の一環で実施しています。