【A-PADバングラデシュ】「防災の日」、大規模訓練に参加
2023.03.23
3月10日、バングラデシュの防災の日に合わせて、同国全土で様々な啓発プログラムが実施され、A-PADバングラデシュのパートナーNPO、コミュニティ・イニシアティブ・ソサエティ(CIS)も訓練に参加しました。
サイクロンや洪水、干ばつ、地震など年間を通して様々な災害に見舞われる同国において、政府は災害対策の一環としてNGOとの協力を重視しています。10日の防災プログラムは、ダッカやコックスバザールなど全国8管区で実施され、それぞれ約1,000人規模にのぼり、政府やNGO、国際機関など多様な組織が災害対策についてディスカッションしたほか、シェルターや災害管理情報センターの設置、災害後の救助活動に使用する機器の導入訓練などが実施されました。
CISは、パートナー組織とともに、各地のプログラムに参加。消防庁と民間防衛局による訓練では、緊急支援専門の組織やボランティアを巻き込んで、都市災害リスクを軽減するための災害対応シミュレーションを行いました。
災害が起こる前の“平時の準備”が、災害時に多くの命を救うことにつながります。A-PADは日本の外務省「日本NGO連携無償資金協力」を通じて、災害時の緊急支援だけでなく、A-PADバングラデシュの防災啓発活動の支援も続けています。