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【A-PADネパール事務所】全国プラットフォーム準備会合を実施

2022.04.03

A-PADネパール事務所のパートナー団体「ナショナルビジネスイニシアチブ(NBI)」は3月21日、首都カトマンズで災害時連携プラットフォーム構築に向けた準備会議を実施しました。

 

Photo of National platform Preparatory meeting- News-1

 

会議にはネパール全国の企業やNGO、メディア、国際支援団体など23団体が参加し、DRR(災害リスク削減)プラットフォームの構築に向けて話し合いました。プラットフォーム策定のための意見交換はこれまでも各地で小規模に実施されてきましたが、全国の関係者が一堂に会す機会は少なく、これまでに出た多様なアイデアや提案を共有する大きな一歩となりました。

会議では、DRRプラットフォームの設立にあたり、災害リスクを減らすための民間部門の役割と責任、組織としてのポリシー、法的規定、災害管理における課題、将来の災害リスクなどについて議論しました。 NBI代表のクシュクマール・ジョシ氏は、「持続可能な成長とCSR(企業の社会的責任)の観点からも災害リスク削減のための対策が必須で、企業はイノベーションの機械と捉えて災害リスク軽減に取り組むべき」と語りました。また、A-PADネパール事務所のコーディネーター、カルナ・バハドゥール氏がA-PADの取り組みについて紹介。このほか、DRRの専門家であるラム・チャンドラ・ヌーパネ氏がネパールにおける既存の災害管理関連のネットワークやネパールの災害対策について解説しました。

会議を通じて、災害リスクを減らしていくために、官民が連携してDRRプラットフォームを確立する重要性が確認されました。また、災害時に民間セクターが力を発揮できるメカニズムの構築が大切で、いざというときにしっかり機能する仕組みをつくることが大切であると話し合いました。

災害の多いネパールにおいて、セクターを超えた災害時連携プラットフォームを構築するため、A-PADは引き続きネパールの関係機関と連携していきます。