日本国内での新型コロナウィルス（COVID-19）感染者数は、3月13日現在、1422人にのぼりました（クルーズ船の乗客・乗員含）。感染拡大の影響で、2月から続くマスク不足は、3月に入っても解消されず、病院や介護施設でもマスク不足が深刻化しています。

 A-PADジャパンなどが参画する緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”」は、2月から災害用に備蓄していたマスク約36万枚を日本全国の病院や介護施設、保育所、学童保育施設など350以上の施設に無償で提供しました。

また、3月6日、大阪の病院に、院外診察室としてトレーラーを貸与・設置。COVID-19の対策にあたっては、院外で発熱外来の診察・待合スペースなどとして活用されています。このトレーラーは、東日本大震災や西日本豪雨などで、被災地域の集会所や診療所など様々な用途で活用されたものです。

このほか3月15日には、エアーテント１張を災害時支援協定を締結する広島共立病院に貸与・設置しました。このテントはすべての来院者の方々のトリアージ（選別）を行う“トリアージポスト”として使用するため玄関口のすぐ横に設置されました。16日から本格活用される予定です。