【西日本豪雨】薗小学校1年1組で診療
2018.07.14
西日本の豪雨発生から1週間。7月14日までに14府県で200人以上の方がなくなり、今も多くの方の行方がわかっていません。人的被害を今も増え続けて、その全容は明らかになっていません。
発災直後から情報収集を開始した A-PADジャパンは、パートナー団体(Civic Force/PWJ)とともに緊急支援チームを結成。ヘリでの調査が可能となった 7 日には、上空から広島県や岡山県を中心に浸水地域を調査し、翌 8 日に医師や看護師、 救助犬、パイロットを含むレスキュー隊員を派遣して、岡山県倉敷市真備町の病院に取り残されていた患者全員を救急搬送しました。
その後医療チームでは、市内の各避難所をまわり、特に医療支援を必要とする薗小学校1年1組の教室で、体の不調を訴える人の診察や深部静脈血栓症(DVT)検診などを続けています。
「災害時に重要なのは、各避難所をまわる巡回診療だけでなく、一つの避難所に同じ医療従事者が関わり続けること」とチームの稲葉医師は言います。多くの人が自宅を失い、避難生活が長引くことが予想されるなか、いつでも相談できる医師がそばにいることは人々の安心感につながります。
東日本大震災や熊本地震などこれまでの災害でDMAT(災害派遣医療チーム)の医師として医療支援にあたってきた稲葉医師は、今回の震災でいち早く被災現場へ入って医療支援の活動を始めたため、後から駆けつけた医療関係者に避難者の状況を伝えたり、他の避難所への応援を要請するなどコーディネーターの役割も果たしています。
また、9日からは岡山だけでなく広島県佐原市でも避難所への物資配布などの活動を続けているほか、土砂くずれの現場近くで救助犬による行方不明者の捜索を行っています。刻一刻と変わる被災地のニーズの情報や支援活動について、A-PADジャパンのホームページで毎日発信しています。
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