【ネパール洪水】発災から一カ月 被災地で医薬品配布や心のケアを実施
2026.09.25
2026年8月26日に発生したネパール大洪水・土石流からまもなく一カ月が経過します。これまでに死者1,450人以上、7,570棟以上の建物被害が確認され、今もなお6,000人以上が行方不明となっています。
多くの被災者が住居・生計手段を失い、避難所での生活を余儀なくされていますが、医療、医薬品、母子保健サービス、慢性疾患治療、心理社会的ケアへのアクセスに多くの課題がみられる状況です。また、過密状態の避難所や給水設備の損壊による衛生面の悪化や感染症のリスクも懸念されます。
これらの課題に対応するため、アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)緊急支援チームは2026年9月20日~24日にかけて、被災地のラスワ・ヌワコット両郡で支援活動を展開しました。主に、①心理社会的支援(メンタルヘルス)、②医薬品の配布、③ソーラー照明の配布、④衣類の配布、の4点を柱として支援しました。
① 心理社会的支援(メンタルヘルス)
ヌワコット郡のトリシュリ・バザール、ビドゥール、ベトラワティ・バザール、ラスワ郡のニールカンタ学校・宿舎、シュリー・シヴァラヤ小中学校など複数の拠点にて心理社会的支援(メンタルヘルス)を実施。
約1,200名を対象に、心理的応急処置(PFA)、個別カウンセリング、グループセッション、ストレス対処法の指導などを行いました。子ども・女性・男性それぞれのニーズに応じたセッションや、家族を亡くした被災者への個別ケアなど専門的なカウンセリングを提供しました。
② 医薬品の配布
医療従事者への聞き取りやニーズ調査に基づき、ヌワコット郡のアーユルヴェーダ・代替病院、ラスワ郡のカリカ基本保健センター、ジブジベ農村病院に医薬品を提供し、被災地域の基礎医療体制の強化に貢献しました。
③ ソーラー照明の配布
夜間の照明不足により、移動時の安全性や子どもの学習環境に支障が生じていた状況を踏まえ、ヌワコット・ラスワ両郡の被災世帯にソーラーパネル付き照明を支援しました。A-PADは多くの避難者が滞在するグラン地区を訪問して世帯調査を実施し、支援対象者を特定・登録した上で配布を行いました。
④ 衣類の配布
洪水で衣類・家財を失った世帯を対象に、ヌワコット・ラスワ両郡で成人・子ども向けの衣類セットを支援しました。性別・年齢に応じたニーズに合わせて選定・配布し、生活・衛生面の支援を図りました。
また、現地でのスムーズな支援のため、地域の行政や医療関係者、避難所の管理者などと協力し、被災者の特定や情報共有を行うなど連携・調整活動にも注力しました。
これら一連の活動は、「AVPN ImpactCollab」からの支援を受けて実施することができました。
※AVPN ImpactCollab: アジア最大のソーシャル投資ネットワーク「AVPN」が運営する、資金配分プラットフォーム
今回の支援は、緊急期における多様な課題に対応するため、医療・保健、メンタルヘルス、生活支援などの組み合わせによる総合的な人道支援の重要性を示しました。また、各種サービスへのアクセスが困難な地域において、地域の機関や住民と協力し、一人ひとりに寄り添うコミュニティベース型支援の意義を再確認させるものとなりました。
A-PADは引き続きさまざまな機関との連携のもと、被災地の復興をサポートしてまいります。
◎ネパール洪水 被災地支援活動へのご寄付を受付中です
【クレジットカード/ 銀行振込 / 郵便振替】
https://apadm.org/japanese/donate/
【READYFOR】〜9月26日まで受付中
https://readyfor.jp/projects/Nepal-flood2026
【Yahoo!ネット募金】〜9月26日まで受付中










