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【A-PAD日本】熊本地震|宇城市松橋町の避難所にダンボールベッド約160床設置

2026.08.06

熊本県災害対策本部の発表によれば、県内の住宅被害は1万4,500棟以上、避難者数は7,122人にのぼります(2026年8月6日時点)。避難所は県内13市町133カ所に広がり、中でも最大震度7を観測した宇城市では市内11カ所の避難所に3,000人以上が身を寄せています。

アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)に参画するCivic Forceは本日6日、宇城市の松橋東防災拠点センターでダンボールベッドの設置に協力しました。同センターは市内で2番目に避難者が多い500人ほどが避難していますが、ホールの板張りの床に毛布や段ボールを敷いて過ごす「雑魚寝」に近い状態が続き、仕切りも不十分で「プライバシーがない」という避難者の声が上がっていました。

市と相談しながら、Civic Forceは一般社団法人避難所・避難生活学会代表理事の水谷嘉浩先生とともに、ダンボールベッドの配置を検討。水谷先生は東日本大震災をきっかけにダンボールベッドを考案し、避難所における雑魚寝の解消や災害関連死の防止に尽力している専門家です。

松橋市役所や避難所・避難生活学会、サカイ引越しセンターほかボランティアの皆さんらと協働して、複数の部屋に約160床のダンボールベッドを設置しました。軽くて組み立てやすいダンボールベッドは、耐久性が高く、保温性も兼ね備えた簡易寝具です。

避難者の1人は「1週間ほとんど寝ていなくて本当に疲れたけれど、たくさんのボランティアの人が来てくれて本当に嬉しい。ありがとう」と話してくれました。また、ダンボールベッドは床から30〜40cmほど高さを出すことで、舞い上がるホコリやハウスダストの吸引を防ぐことができますが、「トイレで夜中に何度も起きてしまうので、これまで立ち上がるのが本当に大変だった。ベッドは高さがあるから夜の睡眠が全然ちがう」と語る避難者の方もいました。

ベッドの設置と合わせて、支援物資として持ち込んだ大型の掃除機や、水がなくても使える清掃道具を使って、清掃も行いました。

また、宇城市職員の方と一緒に、設置の終わった部屋から避難者の皆さんへのヒアリングを実施。世帯ごとの要望などを聞きながら人数に合わせてパーテーションを設置するなど、できるだけ柔軟に配置決めと微調整を行いました。

孫娘とともに避難中の高齢のご夫婦は「ベッドの設置だけでなく、今日から家族でプライバシーが確保できる。孫たちも喜ぶと思う。ありがとう」と笑顔で話してくれました。

また、避難者の方から「自分のベッドをもっと詰めたら多くの人が入れるはず。もっと詰めて」との声があがり、一区画の仕切りサイズを約5センチずつ狭めたところ、より多くの人が利用できるようになりました。

避難所では「今年で89歳になったがまだまだ足腰は大丈夫。2階の部屋でもどこでも良いので他の方を優先して」と申し出てくださる方もいて、私たちスタッフも元気をもらいました。

 

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