【A-PAD日本】熊本地震|発災から1週間 個々の困りごとに向き合い災害関連死を防ぐ
2026.08.05
熊本県で最大震度7を観測した地震は本日4日、発生から1週間となりました。車中泊による熱中症の疑いで亡くなった1人を含む38人、住宅被害は13,690棟にのぼります。八代市や氷川町など一部自治体で断水は解消せず、避難所には7,500人以上の人が身を寄せています。連日の猛暑で被災者の疲労や心身の不調が心配される中、「災害関連死」を防ぐ支援が急がれています。
アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)に参画するCivic Forceは、引き続き特に被害の大きかった氷川町や八代市で緊急支援活動を実施しています。
4日も早朝から佐賀県の倉庫に集合して物資を積み込み、氷川町の避難所へ届けました。今回届けた物資は、緊急災害対等アライアンス「SEMA(シーマ)」からお預かりしたスポーツドリンクや野菜ジュース、トイレットペーパー、衣類、清掃用品、オムツなど。物資を届けるだけでなく、それらの物資が役立っているか確認するプロセスも大切にしています。

4日は竜北西部小学校へ物資を届けるのと合わせて、昨日搬入したエアマットについて確認。「これまで寝れていなかったけど、昨日はエアマットのおかげかよく寝れた」といった声が聞かれました。また、ブランケットについては「綿の素材で肌触りが良くて気持ちいい。昨日は久しぶりに深い眠りにつけた」と話してくれる方もいました。エアマットはスノーピーク、タオルケットは通販生活より提供された支援物資です。
竜北西部小学校に避難している95歳の女性(上記写真の方)は、一人暮らしで農作業で屋外にいたところ、地震が発生。地割れのような揺れで「とても怖かった」と涙ぐみながら話してくれました。避難した当初は学校の体育マットにダンボールを敷いて寝ていて、硬くて痛くて眠れなかったそうです。「いいマットを届けてくれて本当にありがとう」と何度も伝えてくれました。

また、この日は空気でふくらませるエア枕を追加で届けました。避難者の方に枕のふくらませ方などを説明しながら、皆さん一人一人が地震発生から1週間、どのように過ごしてきたかお話を聞きました。

避難者の1人は、看護師として町内で働いている方で、訪問介護中に被災。崩れた家の中に挟まれて、家の外に出られたのは2時間半後だったそうです。「今日ようやく整形外科に行けたら肋骨が折れていた。これまで硬い床の上に直接寝ていたため痛みがひどかったが、今日はマットレスのおかげで痛みが和らぎそう。まだ痛みは続くけど、体だけじゃなくて気持ちが少し楽になった気がする」と話をしてくれました。

災害関連死の多くは、避難中の病気やストレスによって引き起こされますが、今回の地震で設置された避難所でも衛生面の課題があり、Civic Forceはいち早く清掃用品などを設置。竜北西部小学校で利用されているか確認したところ、「朝と夕方に2回ずつ担当を決めて部屋を掃除していて、掃除キットは日々利用している。埃っぽいから設置してもらって良かった」と教えてくれました。引き続き利用状況を見ながら、不足分の補充支援なども続けていく予定です。
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