【大分 土砂災害】救助犬による行方不明者の捜索
2018.04.11
大分県中津市の土砂被害を受けて、本日朝、現場へ向かった捜索救助チーム(A-PAD/Civic Force/Peace Winds Japan)は、13:50にヘリで耶馬渓に着陸し、行方不明者の捜索活動に向けた準備を開始しました。
県などによると、土砂に覆われた4棟のうち3世帯6人と連絡が取れていませんでしたが、本日午後、土砂に埋もれた状態の男性1人が見つかりました。残念ながら亡くなっていましたが、チームは地元の消防や警察、自衛隊と協力して、未だ行方がわからない方の情報を収集しています。
今回の捜索救助チームは、隊員10人と救助犬3頭。ヘリからは、えぐり取られるように崩れた山肌が見え、大量の木や岩、土砂が家を飲み込んでいる様子がわかります。削られて積もった土はやわらかく、さらに木や岩が入り組んだ場所では、救助犬が入れるスペースはほとんどありません。現在、警察が重機を使って木や岩などを撤去しており、捜索救助チームは、撤去作業の目処がついた段階で救助犬による捜索活動を本格的に開始する予定です。
現場では、日が暮れた後も夜を徹して捜索活動が続けられています。チームは現場の要請に従いながら、引き続き行方不明となっている方を探します。
皆様のあたたかいご支援をどうかよろしくお願いいたします。(緊急出動のため「一般寄付」として受け付けています)
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