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【台湾地震】迫る「72時間の壁」、夜を徹して行方不明者を捜索

2018.02.08

「昨晩の捜索活動で、行方不明者のうち、9人の遺体が見つかりました」
こう話すのは、2月6日(日本時間7日)に発生した台湾地震を受けて、7日朝から花蓮市で支援活動を開始したA-PADの黄春源です。
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黄は、数年前からA-PADや国際機関主催のレスキュー訓練などで協力関係にある台湾のレスキューチーム「鉄漢隊」とともに、行方不明者の捜索と医療支援活動を継続。
生存者が急激に低下するとされる「発生から72時間の壁」が迫る中、昨晩も3チームに分かれて傾いたビル「雲門翠堤」に入り、生き埋めになっていると思われる行方不明者57人を捜索しました。
途中、たびたびの余震により中断を余儀なくされましたが、傾いた建物が倒れるのを防ぐため、鋼材を突っ張り棒として支えるなどして応急処置を施しながら、捜索を続けています。また、建物の近くでは、けが人やレスキュー隊員・救助犬への医療支援も行っています。
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黄によれば、現場では大小200回近い揺れが続き、雨により地盤もゆるくなっています。台湾政府は、重機を導入して倒壊した建物の撤去作業などを開始する予定で、それまでの間、レスキュー隊員たちは引き続き交代で行方不明者の捜索を続けています。
本日は、行方不明者の捜索のほか、同市内に設置された3つの避難所のうち、200人ほどが避難している学校を訪問し、ニーズ調査を実施しました。現地では建物の倒壊などにより負傷者が多く出ており、医療従事者による支援が求められています。
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